当時の携帯サイトを再現
ポケットゲーマーmobileはガラケー向けの携帯サイトでした。
←で表示しているのが2008年9月版と2010年版のサイトを再現したものです。
リンク先は見れるようにしていますが、一部機能しないものもあります。
▼の画像は2008年9月版と2010年版のサイトを再現表示したものです。

2008年版はゲーム詳細画面で当時のAmazonの中古価格を確認することができますが、
昨今の相場と比較すると全然激安です。願わくはこの頃に戻って買い集めたいです。
サイト構築の経緯
大学卒業後、就職に伴い2002年6月に神奈川へ引っ越して以来、
休日にたまに秋葉原のお店を巡っては中古GGソフトの値段をチェックして購入していました。
もちろん安く手に入れたいので、家でヤフオクとかAmazonなどの相場を確認してから行くのですが、
覚えるのも面倒だし(というか忘れる)、紙にメモして持っていくのも面倒です。
価格情報を携帯でささっと見れたらいいのになと思いました。
当時は携帯サイトが充実しておらず、自分の欲しいは情報は得られませんでした。
ならばいっそ自分の利用シーンを想定した携帯サイトを作るか、ということで作りました。
ゲームタイトルごとに中古価格をチェックできればよいので、
基本的にはゲームカタログと検索の機能、そしてヤフオクとAmazonの価格情報を表示することに。
まずは自分だけ使い始めて、のちに2006年6月に一般公開しました。
当時作った紹介ページはこちら
一般公開したとはいえ、使っているのはほぼ自分だけだったと思います。
機能追加とかデザイン変更
最初は暇さえあれば価格チェックのためにサイトを頻繁に使用していましたが、
ただ価格チェックばかりしていると、さすがに飽きてきました。
以下は2006年公開時のトップページのスクショです。

このときはトップページに変化がなく、ただリンク先を辿って見るだけの内容でした。
2008年版
まずはトップページに変化を持たせたくて、何が見れたらいいかなと考えたところ、
ヤフオクで入札があるものやYoutubeとか2chの更新が見れたら毎日見たくなるかなと。
次にYoutubeの動画はゲームタイトルごとに見れたらいいなと、思って、
トップページとゲーム詳細画面に機能追加とデザイン変更をしました。
2010年版
この版は公開した覚えがわずかにある程度で、あまり記憶になく、、、
思い出した限りでは概ね以下の主旨だったと思います。
- 全体的にフォントサイズを小さくして、できるだけ多くの内容を見れるように再構築
- 使わなくなったキーワード検索を廃止
- ウラ技を見れるようにする
- ゲーム詳細画面の画面構成変更
- Amazon、ヤフオク以外の通販サイトの価格情報を掲載
最後の「価格情報の掲載」については、収集したデータは残っていたものの、
これをサイトに掲載する実現できずにその後の開発・運用が止まりました。
利用機会が減少しクローズへ
2010年版が途中で運用が止まったのは手間がかかった事以外にも、
生活環境の変化や他に興味が移って、時間を割かなくなったからなと思います。
2011年夏にスマホに機種変した後は、スマホ対応をすることもなく放置してしまい、
最終的には2013年のサーバ移設のタイミングで閉鎖しました。
モバイルWebは便利で楽しい
ガラケー時代のモバイルWebはブラウザの機能はごくシンプルでしたが、
どこでも手軽にアクセスできる利便性がありました。
あの小さな画面で如何にコンパクトに見せるかを考えるのがすごく楽しかったです。
モバイルWebがもっと発展すると、日々の生活がさらに便利になっていくだろうと思うと、
携帯サイトの開発・運用にますます興味を持つようになりました。
2010年代にスマートフォンが普及していき、ガラケーは一気に廃れていきましたが、
モバイルWebが世の中をさらに便利する時代に変わっていったと思います。
※システム構成
検索機能や一覧、詳細、さらに価格情報の表示があるので静的ページで作るわけにいかず、
PHP+MySQL(データベース)を使った動的なWebアプリケーションです。
また、以下の外部APIを4つ使用していました。
- Yahoo!オークションWebサービス
- Youtube データAPI
- Amazon Webサービス
- Woopie動画検索API ※2010年版
作り始めた当時、私は20代で開発経験も浅くて作るのに時間がかかりましたが、
簡易なフレームワークを作ったりいろいろ調べながら構築していったので、
自力でプログラム開発の経験値を上げていく機会につながりました。
なお、携帯キャリアごとに異なる絵文字の表示は地味に面倒でした。
(今回PCで再現させる際も、対応に時間がかかったのが絵文字でした)