ここはポケットゲーマーのサイト変遷の記録です(ほぼ管理人の振り返り用ページです)。
1998年10月、大学1年生の時に最初のWebサイトを開設して以来、
数度のサイト名変更やドメイン変更、サーバ移設を経て現在に至ります。
HPの作り方を教えてもらい大学のWebサーバで公開
大学1年生の夏休みにふらっと大学の情報処理室に行ってみると、たまたま同級生がいた。
ちょうどホームページの更新作業中で、ついでに作り方を教えてもらったのが事の始まり。
このときは簡単なHTMLの書き方や、FTPでサーバーにファイルをアップした程度。
案外手軽に自分で情報発信できることに興味が湧いて、
その後、地元の書店で見かけたHTMLポケットリファレンスを買ってHTMLを勉強し始めた。
10月に大学の個人WebスペースにてWebサイトを公開。
最初のサイト名は「Welcome to My Home Page」とかだったと思う。
コンテンツは自己紹介とか、しょうもない日記とかがメインだった気がする。
ちょうどこの頃、ゲームギアの魔窟に出会ったことで自分のGG熱が再燃。
そして最初のゲームギア系コンテンツとして、ラストバイブルスペシャルの各種情報を公開。
その後もゲームギア系のコンテンツを追加していった。
11月から12月にかけてジオシティーズの市民登録をしてサイト移転をしようかと考えていたが、
広告が入ったり文字コードがEUC-JPだったことに馴染めずに、結局利用する事はなかった。
過去の記録によると、この頃にサイト名を「田舎の夜」に変更したらしいが全然記憶にない。
99年1月頃からteacup掲示板を利用開始。最初に書き込みをしてくれた人は”ひがちん”さんだった。
サイト名を『The Night of Country』へ変更。
田舎の夜のように訪問者も少なくて閑散としていることから命名。
”日本一マイナーなHP”というキャッチコピーをつけたのもその流れから。
画像はいくつかの素材集のサイトを探しまわってピックアップしたり、
素材系のムック本の付録CD-ROMから使ったりした。
コンテンツは「GameGear」がメインで、他に日記や音楽、ミニゲームなど。
田舎の夜をイメージした配色や、星空の背景画像を個人的にはまあまあ気に入っていたのだが、
ある日書店で作ろう魅せるホームページマガジン 1999年7月号の「センスアップ大作戦」を立ち読みして、
自分のセンスの無さに大きな衝撃を受けた。
この本をきっかけにWebサイトのレイアウトを真剣に考えるようになる。
夏休みに試行錯誤をした結果、サイト名を「ブランドエフ」へ変更。
「エフ」は"自由(Free)"の頭文字で、当時は気に入っていたサイト名だった。
GAME(現在の"ゲームガイド"に相当)に5タイトル追加し、
さらには11月にゲームボーイのドラクエⅠ&Ⅱを追加。
ゲームギア以外の攻略も増やそうと考えていた時期でもあった。
また、この頃から複数ブラウザで表示確認するようになった。
ちなみにNetscapeを入手するたるためにベスト電器に行ったが売っておらず、
店員から「今は雑誌の付録CD-ROMに収録されている」と教えられ、iNTERNET magazineを買った。
以来、CD付きの雑誌を購入してはいろんなフリーソフトを試すようになったが、
エディタや画像編集ソフトで自分に合うものはなかなか見つからなかった。
PhotoDraw2000という画像編集ソフトを使い始めて、
調子に乗ってトップページを全部画像化したバージョン。
画像素材の大半は付属のCD-ROMについていたものを使用。
HP作成に必要なHTML、JavaScript、CG に関する内容を増やそうしたが、
結局新しく増やせるものはなかった。
この頃にゲームのコンテンツ名を「Pocket Gamer」へ変更していて、
ネオジオポケットのガイド(SNK vs CAPCOM)も追加したが長続きはせず。
2/14から2度目の休止期間に入った
春休みの期間中にサイトを作り直した。
トップページは当時見ていた"ASAYAN"というTV番組の影響を受けたが、
あまりにもシンプルすぎるページになってしまった。
以前の回顧録で以下のようなよく分からない感想を残していた。
シンプルを追求しすぎて、逆に殺風景になった。
ただ、その分コンパクトになり、機能性も向上したとでも言い訳をしておこう。
って書いているが、特に機能性は向上していないので、何が言いたかったのが自分でもよくわからない。
結局、更新は2回しか行わなかった。
結局ゲームギアメインでやっていくことに
コンセプトが迷走していたブランドエフから分離・独立させて、
GG専門サイトとして単独で運用を開始。
これでGG以外の中途半端な他のコンテンツを考える必要がなくなった。
今日までサイトを継続できているターニングポイントだったかもしれない。
メニューにカーソルを当てるとサブメニューを表示するスタイルを開始。
GG本体の画像をうまく使いたかったが、画質が荒く加工も下手だったのですぐに飽きた。
過去のバックアップデータから復元してみたが、全く記憶にない。
前バージョンの画像を白黒反転してフォントを変えただけ?
とてつもなく雑な仕上がりだ。
この間にウラ技大辞典を開始している。
ラストバイブルスペシャルのダンジョンマップを追加しているが、
雑誌に載ってたマップをスキャンしてちょろっと加工したレベルの画像を貼ってただけだった。
トップページ全体を白黒ベースに変更。
ウィンドウ全体を使ったレイアウトにしたいと考えてたらこうなった。
今時のディスプレイで表示するとスカスカになってしまうが、
当時のディスプレイサイズ(800x600)では程よい感じに見えていた。
このレイアウトで1年継続したのは、学生期では最長記録だった。
レイアウトの事に悩む必要がなくなったせいか、
この時期の1年間でゲームガイドやウラ技の追加に加え、RPGのモンスターなどのデータ解析も進んだ。
16進数→10進数への変換を手計算でよくやってた覚えがある。
更新履歴には「サイトリニューアル!」という記録があるが、
バックアップデータを元に再現したものの全く覚えていない。
なぜこのレイアウトに変更したのか理由は覚えていないが、
今後ゲームガイドのタイトルが増えることを見越して、
トップページの初期表示でゲームガイドの全タイトルを表示したのかも。
同スタイルはこのバージョン限りだが、これはこれでありだなと思う。
ドラッグ&ドロップのUIをどうしてもやりたかった版。
同時進行で作成していたバーチャファイターMiniのガイドと同時に公開。
当時所属していた大学の研究室で初めて触れたMacOSのUIに影響を受け、
WebプロフェッショナルのためのCSSとDHTMLを参考に作ったが、
ブラウザ上でOSのデスクトップを再現しても単に使いにくいだけだった。
複数のブラウザで動くようにするのに結構苦労して作ったが、
実験的すぎたせいか27日しか継続しなかったレイアウトは歴代最短記録である。
ドラッグ&ドロップのUIについては、2003年の時の回顧録では以下のように書いていた。
いろんなブラウザ(IE、NN4、NN6、Opera6)で動くようにするのが大変でした(汗)
こんなのやってる暇があんなら中身を作れ!って言いたいっすね。
今振り返ってもほんとにそう思う。
ただしこのドラッグ&ドロップUIは2020年代のブラウザ(Chrome, Safari, Firefox)でも正常動作するので、
あの本は結構いい本だったんだなと思った。
大学卒業後も更新を継続
トップページをヘッダー部、更新情報、その他の順に表示する構成に変更。
この構成は現在も変わらず続いている。
大学卒業後もサイト運営を継続するため、
3月にサーバをCOOL ONLINEに移設。初めてサーバー費用を払い始めた。
フォントを作って公開したが、5ヶ月足らずで公開を終了した。
(2023/11/12に復刻ゲームギアフォントとして再公開)
ゲームガイドにワールドダービー、シルヴァンテイルを追加したほか、
エターナルレジェンドのまねきねこや、ワールドダービーの最強馬など各種ウラ技追加、
そして既存ガイドのコンテンツも充実していった。
また、今まで敬遠していたCGI/Perlでオリジナルの掲示板作成も行う。
BBS RE-DESIGN BOOKを参考にしながら作ったが、丁寧で分かりやすい本だった。
サイトの更新頻度も多く、アクセスや掲示板の書き込みが最も多い時期だったが、ちょっとした事件が起きる。
サイト廃止宣言。トップページは掲示板とリンクだけ残して、他は全て閉鎖。
シャダムクルセイダーとエターナルレジェンドの一部ページをパクられたのが事の発端。
htmlをそのまま丸パクリされた事にショックを受け一気にやる気をなくした。
で、勢いで閉鎖したものの、今までいろんな方から情報提供をしてもらっておいて、
このままあっさりと終わらせてしまっていいものかと悩んだ。
そもそもこのサイトに需要があるのか掲示板で聞いてみたところ、
継続希望のコメントを多くいただいたので、やっぱり続けようという気になった。
サイト全体を丸パクリされたわけではないから、些細なことで気落ちする必要はなかった。
前述のサイト廃止宣言を撤回し、閉鎖したコンテンツを12/1から段階的に再公開。
一方、当時利用していたレンタルサーバ(COOL ONLINE)のサービス仕様変更が物議を醸しており(※)、
先行きに不安を覚えてサーバの移転も検討し始めた。
いろいろ調べた結果、より高機能で値段も安いXREAへ移設することに決めた。
また、このタイミングで独自ドメインも取得した。
サイト名にちなんで"pocketgamer.****"で探すことにして、
情報系サイトだから".com"よりは".info"が相応しいと考え、"pocketgamer.info"を取得した。
独自ドメインに移行したが更新頻度は少なかった
心機一転、ドメイン取得やサーバ移転に加え、サイトロゴも変更したが、
肝心のサイトの更新度は少なかった。
この8年半の間に追加したゲームガイドはSDガンダムのみで、
その他は既存ガイドの誤り修正や、いくつかのウラ技の追加に留まった。
2005年からはプログラム開発の方に時間をかけるようになり、
サイトの更新頻度が徐々に減少していった。
そして、転職やUターン、結婚といった生活環境の変化も続き、2012年9月を最後にサイトの更新を停止した。
自分でも携帯サイトを作りたくて、ゲームカタログの部分を携帯サイト化。
ゲームタイトルの検索機能やヤフオクの出品価格、
Amazonでのレビューや中古販売価格、Youtubeの動画も見れるようして、
更新性の高い構成にした。
個人的にはよく利用していたものの、
やがてゲーム以外に興味が移ったり生活環境の変化、スマホへの機種変で使用機会が減少。
最終的には2013年のサーバ移設のタイミングで閉鎖。
(詳細は復刻ポケットゲーマーmobileを参照)
携帯のGPS機能を使って近所の中古ゲーム屋を探せたらいいなと思った。
店舗情報は「ゼンリン地図-いつもNAVI」をクロールするなどして収集。
約2600店舗分を集めた。
ガラケーでは現在地から近い順に中古屋を一覧表示していたが、
翌月のスマホ対応ではGoogleMap上にピンを立てて表示した。
こうしてサイトを作ったもののすぐに運用面の課題が表面化。
当時はゲームの中古店がどんどん閉店していってる時期で、
どの店舗が閉店したのか分からずメンテがまったくできなかった。
新店情報も収集できず、新鮮味がないためすぐに使わなくなった。
最終的には2013年のサーバ移設のタイミングで閉鎖。
なお、2020年に一度データを復元して見てみたが、
自分の住んでる周辺の中古ゲーム店は全て閉店しており、時の流れを感じた。
スマホ対応をきっかけに運用再開
サイトの更新停止期間中でもBBSの書き込みへの返信やサーバー移転はしており、
サーバー代やドメイン更新料は支払い続けていた。
そんな中、何をきっかけにやる気が出たのかよく分からないが、2017年秋から徐々にスマホ対応を開始。
PC前提の作りだったHTML・CSSはほぼ全て書き直してサイト構成の見直しも行ったので、
全コンテンツのスマホ対応が完了するまでに3年3ヶ月かかった。
※以下、2021/8/21時点のPC・スマホでのスクショ
コンテンツごとのレイアウトがバラバラだったので統一。
これまでBBS以外はすべて静的htmlのページを作っていたが、制作効率化のためにデータ部はAPIで提供し、
javascriptでレンダリングする方式に変更してhtmlを書く量を減らした。
画像はgif形式メインからpngやsvg形式にシフト。
ラストバイブルスペシャルのマップをsvgに変換するのはドット絵用 svg コンバーターを利用した。
ここ数年、ECが充実して海外ゲームも入手しやすくなったので、
Wikipediaのデータを利用して海外版ソフトの一覧を作ったり、ゲーム紹介にYoutube動画を埋め込んだ。
やっぱり動画は分かりやすい。動画作ってくれた方々に感謝。
ゲームガイドはギアスタジアム、モルドリアンなど新たに5タイトルを追加。
JavaでROM解析をするようになって調査の幅が広がり、新たな発見も多々あった。
十数年ぶりに全体的に見直したので時間がかかってしまったが、
いろんな外部のデータを利用させてもらったおかげで、なんとかスマホ対応を終えることができた。
スマホ対応が終わった後は、既存コンテンツの機能拡張がメイン。
1つ1つは地味な更新だったものの更新頻度は高く、個人的に充実した時期だった。
いつかはGBの攻略系サイトも作りたいと思っていたが、姉妹サイトとしてようやく作成・公開。
元々はザードの伝説シリーズのガイドを公開しようとしてCOMMING SOON表示をしていたが、
調査が思うように進まずにデータを蓄積できないまま2年ほど経過。
結局、途中で路線変更して、まずは熱闘リアルバウトのコマンド表の公開から開始。
2025年5月には念願のザードの伝説2のガイドを公開した。
大学合格祝いに買ってもらった。全てはこのPCから始まった。
コンポのような筐体デザインは当時では珍しかったが、その分値段は高めだった。
メモリを足したり、Officeつけたりしていたら値段が30万円くらいになったが、
最終的にはオーディオ好きの父親の好みで決定。
最初はゲームとかタイピングくらいにしか使っていなかったが、
Webサイトを作り始めてからはエディタやExcelを使うのがメインになった。
学生の時はインターネット接続契約をしたことがなく、
このPCでは実家で一度だけダイアルアップでインターネットに接続をしたことがある程度。
自宅PCでコンテンツを作成→フロッピーディスクに入れて大学の情報処理室へ持って行き、
htmlなどをFTPでアップロードしてWebサイトを更新する運用をしていた。
大学生の時に研究室で初めて触ったMacに触発され、
学部卒業後に就職して初任給が出たセルフお祝いで購入(24万円を12回払い)。
付属のキーボードとマウスがとにかく使いづらくて、マウスは市販のものを使っていた。
OS Xの動作が重くて、OS 9.2を使うことが多かったが、
2004年頃からYellow Dog Linuxも入れて、Linuxのブラウザでも表示確認していた。
Mac OS 9のIE 5でOsakaフォントでの表示が好きで、Webサイトも同環境での表示に最適化していた。
しかし、この頃のMacOS 9/Xはプログラム開発には不向きな環境であったため、
2005年頃からWindowsを使う機会がじわじわと増えていく。
Windows PCが欲しいけどコンパクトなものがないかと探していたところ、
ビックカメラ新宿駅前店で見かけて一瞬で気に入って本体のみ購入。12万くらいだったかと。
Macはプログラム開発に向かず、バイオコンポも古いので新しいPCを必要としていたが、
これでPHPのプログラム開発が捗るようになり、ポケットゲーマーmobileもこのPCで開発していた。
「ケータイサイト制作王」などソフトウェアが充実しているのもWindowsを使うメリットでもある。
2010年に結婚する際に処分。現在は実家の父の書斎に置かれている(今も使ってんのかな)。
デスクトップPC 2台を処分して、このノートPC 1台に集約した。
8万円くらいの安いPCだったので、4年経った頃からは遅くてストレスが溜まるようになった。
まあなんというか安かろう悪かろうといったところ。
5年ぶりにMacに乗り換えた。以前と違って、Intel Macはプログラム開発者向きのマシンになった。
メモリを4GB→8GBに増やして16万円程度で購入。
薄くて軽いので持ち運びに便利で、作業環境もモダン化できたことで作業が捗るようになった。
買って6年を経過したあたりからバッテリー劣化やスペック不足が目立つようになったが、
買い替え候補だったM1 Macの評判がイマイチだったので、M2が出るタイミングまで待った。
引き続きMacbook Airを使用。2015年モデルよりさらに薄く軽くなった。
メモリを8GB → 16GBに増やして19万円程度。
USBがType-Cしかないのにたまに不便を感じるときがある。
Macメインだが、Windowsを使いたいときもある。
2万円くらいで買えた、なんて思っていたらAmazonのセールで見つけた。
手のひらサイズゆえにCPUは非力だが、Webサイトの表示確認に使う程度は問題なし。
2005年発売のSTUDIO 8や2006年発売のケータイサイト制作王3は、Windows 11でも動作する。
ケータイサイト制作王3は、復刻ポケットゲーマーmobileの検証時に役に立った。
Windowsは昔のソフトも動く後方互換性があるのが良い点だと思う。
(この点、CPU変更で古いものを切り捨てるmacOSとは思想が違うといえる)