Webサイトヒストリー

はじめに

ここはポケットゲーマーのサイト変遷の記録です(ほぼ管理人の振り返り用ページです)。

1998年10月に最初のWebサイトを開設して以来、
数度のサイト名変更やドメイン変更、サーバ移設を経て現在に至ります。

目次

ポケットゲーマー以前(1998-2000)

HPの作り方を教えてもらい大学のWebサーバで公開

1998.07 or 1998.09

大学1年生の夏休みにふらっと大学の情報処理室に行ってみると、たまたま同級生がいた。

話を聞いてみると、ちょうどホームページの更新作業中で、
やっていることを聞いていくうちに興味が湧いて、ついでに作り方を教えてもらったのが事の始まり。

このときは簡単なHTMLの書き方やFTPソフトでサーバーにファイルをアップするやり方を教えてもらった。

その後、地元の書店で見かけたHTMLポケットリファレンスを買ってHTMLを勉強し始めた。

1998.10 - 1999.03

10月に大学の個人WebスペースにてWebサイトを公開。
サイト名ははっきりと覚えていないが、過去の記録によると「Welcome to My Home Page」だったらしい。

ちょうどこの頃、ゲームギアの魔窟に出会ったことで自分のGG熱が再燃し、
まずはラストバイブルスペシャルの各種情報を公開、その後もゲームギア系のコンテンツを追加していった。

11月から12月にかけてジオシティーズの市民登録をしてサイト移転をしようかと考えていたが、
広告が入ったり文字コードがEUC-JPだったことに馴染めずに、結局利用する事はなかった。
この頃にサイト名を「田舎の夜」に変更。

99年1月頃からteacup掲示板を利用開始。最初に書き込みをしてくれた人は”ひがちん”さんだった。

1999.04.05 - 1999.07.??

サイト名を『The Night of Country』へ変更。
田舎の夜のように訪問者も少なくて閑散としていることから命名。
そして”日本一マイナーなHP”という謎のキャッチコピーをつけた。

画像は主に素材集のサイトを巡回して画像を探しまわってピックアップしたり、
素材系のムック本の付録CD-ROMから使ったりした。

コンテンツは「GameGear」がメインで、他に日記や音楽、簡単なゲームを公開。

個人的にはまあまあ気に入っていたレイアウトだったが、
6月のある日書店で見かけた作ろう魅せるホームページマガジン 1999年7月号の「センスアップ大作戦」を読んで、
自分のセンスの無さに大きな衝撃を受けた。この本をきっかけにサイトリニューアルを考え始める。

1999.09.27 - 1999.12.19

夏休み中に色々試行錯誤をした結果、サイト名を「ブランドエフ」へ変更。
「エフ」は"自由(Free)"の"F"で、当時は気に入っていたサイト名だった。

GAME(現在の"ゲームガイド"に相当)に5タイトル追加するなどして、
さらに11月にゲームボーイのドラクエⅠ&Ⅱを追加。
ゲームギア以外の攻略も増やそうと考えていた時期でもあった。

また、大学の同級生がNetscapeというブラウザを使っているという話をきっかけに、
この時期からNetscape Navigator(ブラウザ)でも表示確認を始めた。

Netscapeはお店で売ってると聞いたので、ベスト電器本店に行ってみたが売っていなかった。
店員に聞いたら「昔は売っていたが、今は雑誌の付録CD-ROMについている」と言われた。

これを機にiNTERNET magazineなどのCD付雑誌を買っては収録ソフトをいろいろ試すようになり、
Netscapeの他にもOperaブラウザの表示もサポートするようになった。

1999.12.20 - 2000.02.13

PhotoDraw2000という画像編集ソフトを使い始めて、
調子に乗ってトップページを全部画像化したバージョン。

画像素材の大半は付属のCD-ROMについていたものを使用。

HP作成に必要なHTML、JavaScript、CG に関する内容を増やそうしたが、
結局新しく増やせるものはなかった。

この頃にゲームのコンテンツ名を「Pocket Gamer」へ変更していて、
ネオジオポケットのガイド(SNK vs CAPCOM)も追加したが長続きはせず。

2/14から2度目の休止期間に入った

2000.04.10 - 2000.05.28

春休みの期間中にサイトを作り直した。

トップページは当時見ていた"ASAYAN"というTV番組の影響を受けたが、
あまりにもシンプルすぎるページになってしまった。

以前の回顧録で以下のようなよく分からない感想を残していた。

シンプルを追求しすぎて、逆に殺風景になった。
ただ、その分コンパクトになり、機能性も向上したとでも言い訳をしておこう。

って書いているが、特に機能性は向上していないので、何が言いたかったんだろうか。

結局、更新は2回しか行わなかった。

ポケットゲーマー 学生期(2000-2002)

結局ゲームギアメインでやっていくことに

2000.05.29 - 2000.07.03

コンセプトが迷走していたブランドエフから分離・独立させて、
GG専門サイトとして単独で運用を開始。

これでGG以外の中途半端な他のコンテンツを考える必要がなくなった。
今日までサイトを継続できているターニングポイントだったかもしれない。

メニューにカーソルを当てるとサブメニューを表示するのはこの頃からのスタイル。

GG本体の画像をうまく使いたかったけど画質が荒く加工も下手だった。

2000.07.04 - 2000.09.06

過去のバックアップデータにたまたま残っていたので復元。
前バージョンの画像を白黒反転し、フォントを変えているが、
記録上は2ヶ月しか続いていないこともあって全く記憶にない。

今見てみれば、、、雑だなあと反省。

この間にラストバイブルSPのダンジョンマップやウラ技大辞典を追加している。

2000.09.07 - 2001.09.27

トップページ全体を白黒ベースに変更。
ウィンドウ全体を使ったレイアウトにしたいと考えてたらこうなった。

今時のディスプレイで表示するとスカスカになってしまうが、
当時のディスプレイサイズ(800x600)では程よい感じに見えていた。

このレイアウトで、学生期としては最長の1年間継続した。

レイアウトの事に悩む必要がなくなったせいか、
この時期の1年間でゲームガイドやウラ技の追加に加え、RPGのモンスターなどのデータ解析も進んだ。
16進数→10進数への変換を手計算でよくやってた覚えがある。

2001.09.29 - 2001.12.09

更新履歴には「サイトリニューアル!」という記録があるが、
バックアップデータを元に再現したものの全く覚えていない。

なぜこのレイアウトに変更したのか理由は覚えていないが、
今後ゲームガイドのタイトルが増えることを見越して、
トップページの初期表示でゲームガイドの全タイトルを表示したのかも。

同スタイルはこのバージョン限りだが、これはこれでありだなと思う。

2001.12.10 - 2002.01.06

ドラッグ&ドロップのUIをどうしてもやりたかった版。
同時進行で作成していたバーチャファイターMiniのガイドと同時に公開。

当時所属していた大学の研修室で初めて触れたMacOSのUIに影響を受け、
WebプロフェッショナルのためのCSSとDHTMLを参考に作った。

複数のブラウザで動くようにするのに結構苦労して作ったものの、
ブラウザ上でOSのデスクトップを再現しても単に使いにくいだけだった。

でも今のブラウザ(Chrome, Safari, Firefox)でも動くので、あの本はいい本だったと思う。

なお、ドラッグ&ドロップのUIについては、2003年の時の回顧録では以下のように書いていた。

いろんなブラウザ(IE、NN4、NN6、Opera6)で動くようにするのが大変でした(汗)
こんなのやってる暇があんなら中身を作れ!って言いたいっすね。

今振り返ってもほんとにそう思う。

ポケットゲーマー 社会人第1期(2002-2004)

大学卒業後も更新を継続

2002.01.17 - 2003.11.05

トップページをヘッダー部、更新情報、その他の順に表示する構成に変更。
この構成は現在も変わらず続いている。

大学卒業後もサイト運営を続行するため、3月にサーバをCOOL ONLINEに移設。
初めてサーバー代にお金を払い始めた。

フォントを作って公開したこともあったが5ヶ月足らずで公開を終了した。
(2023/11/12に復刻ゲームギアフォントとして再公開)

ゲームガイドにワールドダービー、シルヴァンテイルを追加したほか、
エターナルレジェンドのまねきねこやワールドダービーの最強馬など各種ウラ技追加、
そして既存ガイドのコンテンツも充実していった。

また、今まで敬遠していたCGI/Perlでオリジナルの掲示板作成も行う。
BBS RE-DESIGN BOOKを参考にしながら作ったが、丁寧で分かりやすい本だった。

サイトの更新頻度も多く、アクセスや掲示板の書き込みが最も多い時期だったが、ちょっとした事件が起きる。

2003.11.06 - 2003.11.30

サイト廃止宣言。トップページは掲示板とリンクだけ残して、他は全て閉鎖。
シャダムクルセイダーとエターナルレジェンドの一部ページをパクられたのが事の発端。
htmlをそのまま丸パクリされた事にショックを受け一気にやる気をなくした。

で、勢いで閉鎖したものの、今までいろんな方から情報提供をしてもらっておいて、
このままあっさりと終わらせてしまっていいものかと悩んだ。

そもそもこのサイトに需要があるのか掲示板で聞いてみたところ、
継続希望のコメントを多くいただいて、やっぱり続けようという気になった。

サイト全体を丸パクリされたわけではないから、些細なことで気落ちする必要はなかった。

参考:当時作成したパクり検証ページ

2003.12.01 - 2004.1.23

前述のサイト廃止宣言を撤回し、12/1から段階的に再公開。

一方、当時利用していたレンタルサーバ(COOL ONLINE)のサービス仕様変更が物議を醸しており(※)、
先行きに不安を覚えてサーバの移転も検討し始めた。

※参考
COOL ONLINEのサービス変更に抗議します
【レンタルサーバ】COOL ONLINE、突然のサービスダウン

いろいろ調べた結果、より高機能で値段も安いXREAへ移設し、さらに独自ドメインも取得する事に決めた。

ドメインについてはサイト名にちなんで"pocketgamer"で探していたが、
情報系サイトだから".com"よりは".info"が相応しいと考え、"pocketgamer.info"を取得した。

ポケットゲーマー 社会人第2期(2004-2012)

独自ドメインに移行したが更新頻度は少なかった

2004.1.24 - 2012.9.30

心機一転、ドメイン取得やサーバ移転に加え、サイトロゴも変更したが、
肝心のサイトの更新度は少なかった。

この8年半の間に追加したゲームガイドはSDガンダムのみで、
その他は既存ガイドの誤り修正や、いくつかのウラ技の追加に留まった。

2005年からはプログラム開発の方に時間をかけるようになり、
サイトの更新頻度が徐々に減少していった。

プログラム開発の内容

  • 2005年:CGI/Perlで作った掲示板をPHPで作り直す
  • 2006年:ポケットゲーマーmobile
  • 2009年:全国ゲームショップMAP
  • その他、ゲーム関連以外で複数

そして、転職やUターン、結婚といった生活環境の変化も続き、2012年9月を最後にサイトの更新を停止した。

ポケットゲーマーmobile(2006.6.13 - 2013.3)

自分でも携帯サイトを作りたくて、ゲームカタログの部分を携帯サイト化。

ゲームタイトルの検索機能やヤフオクの出品価格、
Amazonでのレビューや中古販売価格、Youtubeの動画も見れるようして、
更新性の高い構成にした。

個人的にはよく利用していたものの、
やがてゲーム以外に興味が移ったり生活環境の変化、スマホへの機種変で使用機会が減少。

最終的には2013年のサーバ移設のタイミングで閉鎖。
(詳細は復刻ポケットゲーマーmobileを参照)

全国ゲームショップMAP(2009.12.13 - 2013.3)

携帯のGPS機能を使って近所の中古ゲーム屋を探せたらいいなと思った。
店舗情報は「ゼンリン地図-いつもNAVI」をクロールするなどして収集。
約2600店舗分を集めた。

ガラケーでは現在地から近い順に中古屋を一覧表示していたが、
翌月のスマホ対応ではGoogleMap上にピンを立てて表示した。

こうしてサイトを作ったもののすぐに運用面の課題が表面化。

当時はゲームの中古店がどんどん閉店していってる時期で、
どの店舗が閉店したのか分からずメンテがまったくできなかった。

新店情報も収集できず、新鮮味がないためすぐに使わなくなった。

最終的には2013年のサーバ移設のタイミングで閉鎖。

なお、2020年に一度データを復元して見てみたが、
自分の住んでる周辺の中古ゲーム店は全て閉店しており、時の流れを感じた。

ポケットゲーマー 社会人第3期(2017-現在)

スマホ対応をきっかけに運用再開

2017.10.7 - 2021.1.17

サイトの更新停止期間中でもBBSの書き込みへの返信やサーバー移転はしており、
サーバー代やドメイン更新料は支払い続けていた。

そんな中、何をきっかけにやる気が出たのかよく分からないが、2017年秋から徐々にスマホ対応を開始。

PC前提の作りだったHTML・CSSはほぼ全て書き直してサイト構成の見直しも行ったので、
全コンテンツのスマホ対応が完了するまでに3年3ヶ月かかった。

※以下、2021/8/21時点のPC・スマホでのスクショ

スマホ対応概要

1-構成の見直し

コンテンツごとのレイアウトがバラバラだったので統一。
これまでBBS以外はすべて静的htmlのページを作っていたが、制作効率化のためにデータ部はAPIで提供し、
javascriptでレンダリングする方式に変更してhtmlを書く量を減らした。

画像はgif形式メインからpngやsvg形式にシフト。
ラストバイブルスペシャルのマップをsvgに変換するのはドット絵用 svg コンバーターを利用した。

2-外部リソースの力を借りる

ここ数年、ECが充実して海外ゲームも入手しやすくなったので、
Wikipediaのデータを利用して海外版ソフトの一覧を作ったり、ゲーム紹介にYoutube動画を埋め込んだ。
やっぱり動画は分かりやすい。動画作ってくれた方々に感謝。

3-ゲームガイドを充実

ゲームガイドはギアスタジアム、モルドリアンなど新たに5タイトルを追加。
JavaでROM解析をするようになって調査の幅が広がり、新たな発見も多々あった。

振り返り

十数年ぶりに全体的に見直したので時間がかかってしまったが、
いろんな外部のデータを利用させてもらったおかげで、なんとかスマホ対応を終えることができた。

2021.1.18 - 2025.7.20

スマホ対応が終わった後は、既存コンテンツの機能拡張がメイン。
1つ1つは地味な更新だったものの更新頻度は高く、個人的に充実した時期だった。

ゲームガイド

ゲームカタログ

ウラ技

その他

ポケットゲーマーGB(2022.5.19 - )

いつかはGBの攻略系サイトも作りたいと思っていたが、姉妹サイトとしてようやく作成・公開。

元々はザードの伝説シリーズのガイドを公開しようとしてCOMMING SOON表示をしていたが、
調査が思うように進まずにデータを蓄積できないまま2年ほど経過。

結局、途中で路線変更して、まずは熱闘リアルバウトのコマンド表の公開から開始。

半年〜1年に1タイトルのペースでガイドを作成する計画。

2025.7.21 - 現在

※今度書く

(その他)

歴代サーバー

歴代Webサイト制作環境

1. バイオ コンポ PCV-M300TV7

1998年4月-2006年4月まで使用

大学合格祝いに買ってもらったPC。全てはこのPCから始まった。
コンポのような筐体デザインは当時では珍しく、値段がやや高めだったが父親の好みで決定。

最初はゲームとかタイピングくらいにしか使っていなかったが、
Webサイトを作り始めてからはエディタやExcelを使うのがメインになった。

学生の時はインターネット接続契約をしたことがなく、
このPCでは実家で一度だけダイアルアップでインターネットに接続をしたことがある程度。

自宅PCでコンテンツを作成→フロッピーディスクに入れて大学の情報処理室へ持って行き、
htmlなどをFTPでアップロードしてWebサイトを更新する運用をしていた。

2. iMac G4 Flat Panel

2002年4月〜2010年2月まで使用

大学生の時に研修室で触ったMacに触発され、
学部卒業後に就職して初任給が出たセルフお祝いで購入した(一括では買えないので12回払い)。

付属のキーボードとマウスがとにかく使いづらくて、マウスは市販のものを使っていた。

また、OS Xの動作が重いので、OS 9.2を使うことが多かった。
2004年頃からYellow Dog Linuxも入れて、Linuxのブラウザでも表示確認していた。

当時のMac OS Xはプログラム開発には不向きな環境であったため、
2005年頃からじわじわとWindowsを使う機会が増えていく。

3. CTO PC Interior CUBE

2004年?月〜2010年2月まで使用

Windows PCが欲しいけど本体がコンパクトなものがないかと探していたところ、
ビックカメラ新宿駅前店で見かけて、コンパクトな筐体を一瞬で気に入ってしまい本体のみ購入。

Macではプログラム開発に向かず、バイオコンポも古いので新しいPCを必要としていたが、
これでPHPのプログラム開発が捗るようになり、ポケットゲーマーmobileもこのPCで開発していた。

「ケータイサイト制作王」などソフトウェアが充実しているのもWindowsを使うメリットであった。

2010年に結婚する際に処分。現在は実家の父の書斎に置かれている(使ってんのかな)。

4. acer ASPIRE 5740-13F

2010年2月〜2015年3月まで使用

デスクトップPC 2台を処分して、このノートPC 1台に集約した。

とにかく価格優先で安いPCを買ったこともあり、
買って4年経った頃からは遅くて使うのにストレスが溜まるようになった。

5. MacBook Air (13-inch, Early 2015)

2015年3月〜2022年8月まで使用

世の中の流行に乗って、5年ぶりにMacOSを使うことになった。

薄くて軽いので持ち運びも苦にならないし、
Web制作やプログラム開発の作業環境を一気にモダン化できたことで、作業が捗るようになった。

買って5年を経過したあたりからバッテリー劣化やスペック不足が目立つようになったが、
買い替え候補だったM1 Macの評判がイマイチだったので、M2が出るタイミングまで待った。

6. MacBook Air (M2, 2022, Midnight)

2022年8月から現在も使用中

引き続きMacbook Airを使用。USBがType-Cしかないのにたまに不便を感じるときがある。

7. GMKtec NucBox 5 Mini PC

2022年12月からサブPCとして現在も使用中

Macメインとはいえ、たまにWindowsを使いたいときもある。

2万前後で買えないかな、と思って探していたら、Amazonのセールで見つけたのがコレ。
CPUがCeleronなので非力ではあるが、Webサイトの表示確認に使う程度は問題なし。

Windowsは昔のソフトも動く下位互換性の高さが良い点だと思う。
(この点、CPU変更で古いものを切り捨てるMacOSとは違う)

2006年に買ったSTUDIO 8は、Windows 11でも動作する(ちょっともっさりするけど)。